絵を始めるといいこと12選あげてみました。
絵が好きな人この指とまれ!と絵の教室をはじめて10年
絵が苦手な方も、初めての方も、絵を始めてみる、興味を持つだけで
日常が変わります。そんな生徒さんたちの声を参考に。
絵を始めるといいこと20選
絵を描いたり、美術鑑賞して絵をみたり、その効果をざっと12選あげてみました。
- 発想力・想像力が付く
- 審美眼が身につく、ものの見方が変わる
- 色彩感覚が身につく
- 寸法感覚・立体間隔が身につく
- デザインセンスが向上する
- 自身の心境がわかる・心理的効果がある
- リラックスできストレス解消
- 記憶力の向上・認知症予防になる
- 観察力が身につく
- 表現力がアップされる
- 分析力が身につく
- 創造力があふれる
1想像力

絵を眺めるだけでも得られる効果
想像力
絵を見て、自分の過去や自分の記憶の映像と照らし合わせて感情が揺さぶられる
すでにその瞬間頭の中では想像力の炎が燃えている状態。
またその絵から感じられる、その当時の様子や心情を想像する
絵が放つ波長に共鳴する
日常の忙しさではわすれてしまう、自分の想像が発揮される瞬間です。
何かを描き始めるとき、テーマを決めるときも想像力をふくらまさなけれな
アイデアは出てこない
想像力の出番です。日常において想像力を出番させる、これ大事。
2ものの見方が変わる
絵を見る、描く
この効果で一番大きいのは、日常でのものの見方がかわることです。
今まで素通りしていた風景、何気に踏んでいた石ころ、見上げてもいなかった空。
使うだけの日常商品、取り合えず化粧のための鏡の中の自分
料理にとりあえずの野菜、忙しさでものを見ることがなくなる日常
そんな日常にふとたちどまる
絵を描き始めた生徒さんによく言われます。
植物を課題に描いていると、日常歩いていても葉っぱを観察してしまう。(笑)と。
人物を描いているとき、電車で真向いの人の口を観察してしまう。(笑)と。
自分のテーマ探し、描いている作品の資料探しのように、いろいろな素材を求める心。
これが常にあるため、ものを照らし合わせてみるようになります。
これは審美眼を養う
美しいものを美しいと思う。
作り手側の感情や創意工夫うに感動する。
記憶に残る。頭の引き出しに美しいものがどんどんストックされていく
さらにものを見るときにどう美しいのか
なぜ美しいのかと思慮深くなる
その繰り返しが審美眼を鍛え、物の見方により深みが増すという
いい循環が繰り返される。
日常の見方がかわります。
3色彩感覚
絵を描く 色を塗る、色を選ぶ、自分の出したい色を探求する
自然と色への興味がわく
色の組み合わせを考える、色を混合する
絵を見る 色と接触する機会が増える
作家の色遣いに感銘する
頭の中の色数が増える
絵を身近に置くことで、色彩感覚がつく
絵以外でも、自信をもって服選び、インテリアなどに色合いを選ぶことができる
広告やパンフレット、媒体へのデザイン色彩力に役立つ
日頃の散歩で空の色、植栽の色への探求心が高まる
一歩の踏み出しから色への取り組みがかわる。
日常に色合いを
寸法感覚、立体感覚

ことの始めは積み木、レゴ
そしてプラモデル制作
幼児教育のアートレッスンでも
この両方をお勧めしています。
遊びながら寸法感覚・立体認識力がつきます
その力を活かして、見たものを立体的に描く
更に立体間隔が向上します。
想像力をいかして、平面の用紙に立体物描く
非常に難しいです
見る方向によって見えない部分を想像する
立体感、どうすれば立体的に見せれるのかを問う
同じ長さの四角を描く、感覚的に同じ長さを認識する寸法感覚
その繰り返しが、物への立体感覚を養う
寸法感覚、立体感覚が研ぎ澄まされて、空間認識力も高まる
5デザイン力
絵を必須とする職業
インテリアコーディネーター、ファッションコーディネーター
デザイナー、メイクアップアーティスト
アーティストならばある程度、その仕事をプレゼンするために
頭の中で絵を描かなければならない
それらを目に見えるものにする必要がある
デザインして描く力が必須
これらは日常でもありえる
お礼状や挨拶はがきを送る
イベントでの招待状
部屋の飾り付け
料理の飾り付け、お客様のおもてなし
その場を想像し、喜んでいただけるようデザインするわけです
その瞬間を想像しデザインする
絵を実体験として描いていなくとも
日常生活において、すでに頭の中で何度も描いている
頭の中のデザインを、手を使い画材を使い、目に見える絵にする
そのことでデザインがより具体的に明確になる
頭の中のデザインと絵に描いたデザインを比べて手直し改善
よりよいデザインになる
その繰り返しがより洗練されたデザインを生み出す
日常でのデザインセンスアップが目に見えて感じれる
自分自身のデザイン力に磨きを
デザインで生産性を向上
自身の心情がわかる
ズバリ絵は正直です
暗い気持ちの時に、明るいテーマの絵を描いても陰りが見える
超絶楽しいときに、超悲しいテーマのは思いつかない
優しい気持ちの時は色使いも優しい
描く技術と関係なく、力強い絵と優しい繊細な絵、粗い絵と弱い絵は違う
日常の習慣、性格、心情がそのままあらわれる
アートカウンセリングで判断するのも、そういう側面があるから
それが今の心情なので、否定せず優しく受け止めてください
その心情を知ったうえで方向を決める
絵の空間を大切にしてほしいと思うのですが、絵の空間を絵の具で汚してしまうスタッフがいました
指導法としては、1にも1にも掃除
机周りが散らかっていると物理的に汚してしまう。
部屋周りが汚いと、絵の空間の汚れに気を配れない
このようにつながっているんです
美術鑑賞でも、自分の現在の心情に近い絵に波長が合ってくる
共鳴する
いい意味で励ましてくれたり、背中を押してくれたり。
絵からの発信を見逃さないようにしたいものです。
(自由テキスト)リラックス

絵を見る、美術鑑賞、絵を選ぶ、飾る、絵を描く
この非日常感
これがリラックスとなりストレス発散となります。
絵を描くとき、常にリラックスしているかといわれるとそうではない。
テーマつくりや楽しい想像、雑念がない状態で絵のことだけを考える
最大のストレス発散
忘れてはならないのは、絵は自由だということ
描くのも見るもの
空想して、日常から離れてみる
自分自身を休ませてあげる
好きな映像を想像したり、好きな絵を眺める
そういった時間を楽しむこと、日常の中に是非
記憶力

頭の中で描いたものを、描く
ここに時間差が生まれます
記憶していたものを描く
もしくは描くために記憶を呼び戻す
絵日記などはそういった感覚
昨日楽しかった情景
思い出しながら描く
一昨日食べたおいしかったもの
記憶を思い出しながら描く
まさに認知症予防アート
絵を鑑賞して感動、感銘する
これって何かの経験、出来事、その時の記憶を呼び覚ましているんです。
頭の中で想像、それを引き出す、それを筋肉を使って描く
その繰り返しで右脳、左脳フル回転
ご自身の頭の中のアイデアや記憶の引き出しの中を増やしましょう
観察力
描くためにものを見る
観察力が付きます。
ただ見る、眺めるではなく、描くということで。
描くためには全体像と細部をみる必要があります。
リアルに描こうと思うと、その仕組みさえも必要になます。
ただ「眺める」から構造を想像しながら観察するようになる
美術鑑賞にしても、絵を見る、分析する
この見方が、さらに観察力アップ
観察力が付くと、そのもの自体に興味がわきます
様々な相乗効果が見込まれる
そういう観察力を身につけ、探求心を持って日常過ごしたいものです。
表現力
絵を見る。絵を描く
相対的な表現力が付く、必要になる
そのものをリアルに描く、そこにさらに心をプラス
どう描けば強調できるか
どうインパクトつけるか
さらに美しく
さらに迫力あるものに
そうやって様々な構想をとりいれる
その繰り返しが表現力アップ
それはご自身の魅力アップにつながる
日常の向上につながる
人を引き付ける力、印象付ける力
一種のプロデュース能力の向上
仕事や生活に必須な表現力を高める一つとして、自分の理想に近づける一歩として。
感じたままに表現してみてください
分析力
描くために、物事を細かく砕いてみる
骨組みを理解し、肉付けして描く
絵を見る
全体を見る、細かく分解してみる
それらの行動により、細かく理解する。
どんな画材を使用しているのか
どういう感情で描いているのか
なぜその構図にしたのか
この色はどうやって打ち出したのか
見る、描くにしても、そういう疑問点が出てきます
これらを分析する力が付く
日常においても細かく分析することで、次に生かす
そういう繰り返しが生活やご自身への磨きとなります
創造力
新しく何かを生み出す
まさに真っ白な画用紙に
絵を描く
これこそが創造力
絵の面白いところ
何がテーマでもいい
何を描いてもいい
じゃあなぜ絵の練習がいるの?
頭の中の創造あふれる画像を、ストレートに用紙にあらわしたい
頭から手に渡っていく際に、変わっていってしまう
その差をなくすために、いろいろな画法や見方をレッスンするわけです
遠近法や透視図法を知識として知っておけば
思い通りになっていない個所を修正する術を身につけられる
そのためのレッスンだと思います
絵を見る、これも作家から伝わるパワーにより
自分自身の創造性を高める
何かものは、すべて創造性で発揮される
その源の創造力を大いにフル回転させてください
まとめ
絵を描く、絵を見る効果
12選あげてみましたが、それぞれが相乗効果で全体的な効果になる
始めることで生まれる何か
始めなければ何も変わらない
生きるための必須の衣食住意外に、人間てきな欲求を満たしてくれるアート
絵以外に音楽や書、ものづくり
それらは自由であるということを忘れないで
自由に楽しく初めて見てください。

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