イラストレーターの仕事【媒体別にみる絵の仕事13選】

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イラストレーターの仕事

商品販売、書籍、ポスターなどに使用される絵を描く仕事

主に何かの媒体を通して、商品の販売するために使用されるイラストを描く

広告制作会社や企業から依頼を受けて、希望に沿った絵を描く仕事です。

日常見るあらゆる面でイラストは使われています。

どんな内容の仕事があるか、媒体別にあげてみました。

  1. 似顔絵
  2. 絵本、書籍の挿絵
  3. 広告用ポスター、パンフレットの表紙、中面のイラスト
  4. 建築パース
  5. シール、Tシャツなどのグッズ用イラスト
  6. パッケージ、CDジャケット用のイラスト
  7. 看板、壁絵などの絵
  8. キャラクター、ロゴ
  9. ゲーム、アニメーション
  10. 漫画
  11. 取り扱い説明書カット
  12. 地図
  13. 写真加工、動画

1似顔絵イラスト

「似顔絵を描いてください」といっても。

似顔絵のの依頼には、いろいろなパターンがあります

  • イベント・催しものなどでの似顔絵絵描き屋さん
  • 名刺用似顔絵
  • 雑誌やチラシ広告用似顔絵
  • 個人からの依頼

イベント会場で描く似顔絵

イベント会場で、サービスの一つとして設けられる似顔絵を描くブースなどで、一般の方の似顔絵を描く仕事。即興性に対応でき特徴をとらえて、瞬画が得意な人にお勧めの仕事

依頼側の規模にもよるが、滞在時間に対して、報酬金額が安いが素早く対応する技術を身に着ける場所としては楽しい仕事。

名刺用似顔絵

名刺サイズに対応する似顔絵のため、シンプルなラインで、色付けさえずペン画で特徴をとらえて描く

企業からの依頼などでは、個人写真2、3枚準備してもらう。

会社のスタッフ間で感じる表情と、まったく知らない人を写真一枚で描いてもイメージが違う場合が多いため、本人に会うことができればベスト、会えない場合は、写真いがにどんな性格でどういった表情が日頃感じ取れるかインタビューしたうえで描く必要がある。

企業からの発注だと人数分の発注が来るため、仕事内容としては小さい媒体だが面白い。

雑誌や新聞、広告用ポスター、チラシなどの似顔絵

お店の店長さんの似顔絵をチラシに掲載したい、雑誌の表紙、中面などに芸能人や政治家の似顔絵を掲載したいなどで、似顔絵を描く

代表的なイラストレーターとしては、情報雑誌「ぴあ」の表紙のその時々の著名人を描いた及川正通、風刺画似顔絵作家の山藤章二など

個人からの依頼の似顔絵

肖像画や遺影(写真がない場合)を描いてほしいという依頼

企業を挟んでいない(広告物)でないため一点ものでの発注となる、そのためイラスト料金が安い場合が多い

2絵本、書籍の挿絵

絵本は、基本的に絵本作家が描くのですが、絵本販売のためのカット、オビのカット、書籍、文庫本、などの小説の挿絵、表紙や中面の挿絵の仕事

主に出版会社からの依頼が多い

ほかに小学校の教科書や塾の参考本のさし絵などがある。

出版系の挿絵は数も多く、種類も様々で楽しい仕事ではあるが、一点当たりの絵の価格は安い。

雑誌では占いページの挿絵、ファッションイラスト、テーマ(食べ物、小物、)に合わせたカットなどがある。

タレント黒柳徹子による「窓際のトットちゃん」の挿絵、いわさきちひろなど有名。

3広告用パンフレット、チラシ、ポスター

広告業界でのイラストレーターの仕事としては主体となる仕事

クライアントやデザイン会社、印刷会社、などからの依頼となる

あらゆる広告、商品販売のために使用されるイラスト

企業パンフレット、専門誌、商品のパンフレット、ポスター、CM用イラストなどがある

電化製品用のパンフレットなどは、専門知識や図面読み取りの知識が必要となる

商品説明のために商品自体を描いたり、販売イメージを高めるためのイメージイラストなど様々。

表紙か中面、発行部数、使用媒体などにより価格もことなるが、企業パンフレットなどはイラストの価格も高い

リアルイラストレーションからかわいいカットまでタッチの幅も様々

あくまでも商品がメインなので作家名が、表に出ることはないが、一度仕事が上手くいくと、リピートがの依頼がきやすく、業界で名前を覚えられると仕事量が安定する

4建築パース

パースライターとも呼ばれ、主に建築に関する広告や建築系のプレゼンテーション用の仕事

建築家がかかげる建物の、完成予想図、ランドプランナーのイメージ完成予想図、インテリアコーディネーターのイメージする室内イメージ図、配置図、街並みをイメージする外観図、鳥観図など。

チラシ、パンフレット、WEBなどの広告用以外に、企業内プレゼンテーション用の依頼も多い

設計図面の読み取りが必須、建築設計関係の人との打ち合わせ、それらに伴う専門家との打ち合わせが主になるため、建築の知識も必要となる。

建物やランドプランについては図面から読み取り描き起こし、より良く見せる提案などが必要となる

絵の表現多様で、動画、CG加工、リアルイラストレーション、水彩、ペン画と一つの物件でも広告媒体にあわせて、様々な絵のタッチで対応、発注側も絵のタッチに合わせて対応できる描き手をかかえている場合が多い。

一物件の販売のための予算もおおく、イラストの価格も高額で安定しているが、設計関係者の絵のチェックにより修正が多く発生しやすいので対応もかなりの覚悟が必要で、データー上のやり取りが多いのでCG加工の知識は必須。

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5グッズイラスト

広告販売ツール用のイラスト、グッズ用イラストの仕事

web用のいらすとや、LINEスタンプなどのイラスト、Tシャツなど印刷物以外に使用されるイラストはさまざま。

使用されるグッズの質感や素材に合わせて絵柄の調整が必要。

販売により人気が出ると、作家活動にプラスになるため販売数が高いと効果あり。

人気アーティストの作品が使用されやすいため、仕事としての安定は薄い。

6パッケージ用イラスト

ありとあらゆるパッケージがある。

お菓子、ゲーム、土産物、飲食やデパートなどの包装紙、専門メーカーのパッケージ

印象に残る構図と絵柄で、主に企業メーカーとの打ち合わせとなるが、パッケージデザイナーと打ち合わせしながらの作業となる。売れ筋商品になるとデザイン年鑑などの書籍に記載されたり、広告デザイナーからのイラストの発注につながる。

有名アーティストなどのCDジャケットの仕事であれば、作家名も公表されやすくアーティストとしての知名度もあがる

7看板、壁絵などの絵

広告用看板や壁絵の仕事

美術館や博物館のイベント用の絵、壁絵、看板絵は最近はCGでの光効果のあるものやマッピングが増えているため仕事の発生は少ない。

壁や看板に直接描くものから、印刷物として張られるものがある。

映画館のタイトル看板、お風呂屋さんの壁絵などが今は懐かしい。

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8キャラクター・ロゴイラスト・ピクトグラム

デザイナーやロゴ専門デザイナーがこなす場合が多いが、絵柄によってイラストレーターに依頼がくる。

キャラクターは企業をイメージするものから、販売商品から生み出されるもの、地方物、グッズ物など様々。

人気が出るとキャラクター自身が商品から離れて独り歩きしてくれる。

一人の芸能人のような存在になってくれると、他の商品や販売ツールにも使用されイラストの依頼が続く。

違う媒体に使用されるたび料金が発生するため、描き手としては人気キャラクターを生み出すと効果あり。

ロゴマークは企業や商品に永代表的に末永く使用されるため、一点当たりの単価がかなり高い。

自らロゴを考えてほしいという依頼と、ロゴデザイナーが考えたロゴのパターンをプレゼン用に制作してほしいという依頼にわかれる。

本使用は高価格での依頼になるが、プレゼンテーション用のロゴは安価。

マークやピクトグラムの仕事

言葉で説明するものをマークのみで分かりやすく表示する必要があり、提案アイデアから求められる場合とあらかじめ決定したマークを正確な形と色を絵柄にする場合のみの発注がある。

9ゲーム・アニメーション

ゲーム、アニメーションは基本的にアニメーメーターの仕事、ゲームについてもゲーム制作会社に描き手がいる。

ゲームやアニメの仕事がくるのは、単発での広告ポスター用(ゲームやアニメよりもさらに描きこんだもの)、グッズ、パッケージなどで必要な場合

ゲーム内やアニメーション内での使用よりさらに絵の描きこみが必要な場合などが仕事として依頼がくる。

10漫画

基本的に漫画は漫画家の仕事

単発で4個コマ漫画や広告用の漫画、説明書用の漫画の依頼など。

業界的に漫画家の料金設定方法とイラストレーターの料金設定方法が違うため、あらかじめ見積もりをしっかり確認する必要がある。

11取り扱い説明書のカット

電化製品や商品の取り扱い説明のためのカット

モノクロ印刷使用が多い

部品や商品の詳細な知識が必要

部品をあらゆる角度で、わかりやすい絵柄が必要なため、正確なデッサン力が必要。

12地図・鳥観図

かわいい感じで描くイラストマップ、リアルな地図、俯瞰図、鳥観図などがある。

広い範囲の場所を、店舗のみ抜粋して描いたり、道なりに対して建物は立体的に描いたり、あらゆる地図の表現方法があるのであらかじめ、表現パターンを準備しておく必要がある。

絵柄の表現方法もペン画、水彩画、CG加工のようなタッチ、など様々

業界の地図のノリに慣れといたほうがスムーズ。

建物を描く場合は取材や撮影、街並み全体を映した鳥瞰写真などの資料が必須。

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13写真加工・動画

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以前は写真加工は写真加工(レタッチ)専門、動画は動画編集専門へと垣根がはっきりしていた。

現在では写真をよりよく見せたり、実際にない完成予想図なども動画でみせることも多く、イラストレーター、デザイナー、写真家、動画編集、などの垣根がなくなって、共同で作業したりすることも多々。

写真加工は、カメラマンの写真をより広告ツールに合わせたイメージに加工したり、写真編集レベルでは加工しにくい部分など、絵柄を得意とするイラストレーターが加工を行う。

ファッション雑誌、広告ポスター、料理本、チラシ広告用の写真などの加工がある。

建築物の完成予想図など室内パースなどは、ほぼCG上でモデリングして仕上げることが多く、平面としても立体としても使用され、その図面を読み込んだデーターを使用し動画として広告販売ツールに使用される。

一仕事の単価も高いが、かなりの高スペックなデーターと機材と環境、CGの知識が必要なうえ、映像技術や知識が必要。

なにげない写真をプロっぽく仕上げるPhotoshopレタッチ&加工術 (自由テキスト)

まとめ

イラストレーターの仕事は様々。

デザイナー、カメラマン、動画クリエイターとの垣根はなくなり、自分自身で対応できる仕事を請け負う時代となりました。

印刷会社とのやり取りでは、データー加工が必須で、数十年前まではアナログ(紙媒体)のみでも対応可能でしたが、現在は難しい。

CG加工の進化もあり、クライアントの修正や変更も以前よりも即対応を迫られる場面も多い。

仕事先との絵柄のチェックも出力したものになり、描いた色や風合いを原画で確認することもほぼなくなりました。そうなるとCG加工のための入力、出力が大切になります。

分厚いいラストレーションボードをかかえ、各クライアントやチェックしていただく相手に見せに行ったり来たり、納品寸前に印刷会社に持ち込んで日々が懐かしい。

そういった部分では大変でしたが、筆と用紙さえあれば独立して活動していた時代から、ある程度の編集機材の確保、知識が必要となりました。

イラストレーターとして独立するにはお金がかかる時代となったのです。

ただそういった編集機材も、CGに移り変わる時期には1000万円ほど必要だったものから、現在は数十万で対応できるようになったのもすごいです。

手描きとCG加工合わせての知識を身に着けて、自分自身の技術やセンスの幅をひろげながらのお仕事の継続で名を業界に知らしめて行ってください。

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