絵を描きたい
まずは四角、そして立方体から
何か対象物や想像したものを二次元に落とし込み描く際、直線と曲線しかない
直線と曲線を描く事ができれば、ズバリなんでも描けるということです。
頭の中で描きたいものを描きたい
立体感のある絵が描きたい
そういう場合のためにまずは立方体から
そのコツを

目次
- 直線を描く
- 四角を描く
- 立方体を描く
- 立方体を検証
直線を描く
画用紙に対して平衡に直線を描いてみましょう
まずは自由に
線の濃度を統一にしてみましょう
筆圧を線の描き始めから、終わりまで同じ筆圧で。
線の太さを同じになるよう描いてみましょう
鉛筆の立て方、持ち方、筆圧に注意して。
ライン一つですが、意識して線を描こうと思うとなかなか難しいもんです。
コツは息を止める気持ちで、線をことに集中していくこと
絵柄で人物の髪の毛を描く、木の木目を描く、直線をフリーラインで何本も描くタイミングってあります。
一本一本を描くときに集中して描く事に慣れておく
練習方法としては、1センチ、5ミリ間隔で縦横ラインを描き紙いっぱいの升目を描く。
仮にA4サイズいっぱいに升目を描いてみると、縦線にムラがあったり、線の終わり目のラインがよれていたり
描いた升目の線から、自分自身の苦手な部分が見えてきます。
(自由テキスト)四角を描く
直線の応用編、四角を描く
まずは正方形
縦横同じ寸法で。
定規を使わずフリーハンドで
まずは描きやすいサイズで
縦横5センチぐらいの正方形を描いてみる
5個ぐらい描いて、一番自信のあるものを定規で測ってみましょう
もちろんフリーハンドなので若干のズレはでるかもですが。
いくつか描いて測ってみると、自分自身の癖が出てくると思います。
縦が常に数ミリ長めの方、横が常に数ミリ長めの方、常に角がはみ出ている方
絵柄の中で、5センチほどの長さをきれいに描く必要がある場合も発生します
ここでも集中して描いてみましょう
よくあるあるですが、「絵が苦手だから」「描けないのよね~」初心者ほどNGワードをつぶやきつつ描いてしまっています
そういう方ほど、恥ずかしさや、自信のなさで集中力がとぎれてしまうことが多い
小さいメモや広告の切れ端でもいいので、小さい正方形を描く事に慣れておいてください
正方形に慣れてくると、寸法感覚が研ぎ澄まされてきます。
旅行に行ってスケッチ、日常品の物をデッサン、家並みを描くなどのとき、見た感じで窓など描くときに役立ちます。
自由テキスト
立方体を描く
正方形の応用編、立方体を描く
立体感覚が必要になるわけです。
2歳児~5歳児ぐらいの小さいお子様が立方体を描くと全部の面を描いたりします
手にもって観察すると全部の面がみえてしまうから。

見えるもの、そこにあるものをそのまま描いてしまう感じですね。
まずは、頭の中でサイコロをコロコロと転がして、想像してみてください。
違う向きから見た、立方体を描いてみてください。
以外に難しい。
頭の中で想像したものをそのまま描くだけなんですが。
合ってるかなぁ~?とかどう見えてたっけ?って感じになりますよね。
合ってる、間違っているなど気にせず、描きやすいサイズで、直感的に描いてみてください。
観察して描く、想像で描くなどありますが、まずは直感的に描く事も大切です。
定規を使わずフリーハンドで。
旅行先でスケッチを描き留める、仕事でイメージを描くなどのとき、常に定規が手元にあるわけではないのでフリーハンドに慣れておいたほうが役立つと思います。

体験レッスンでもよく描いてもらうのですが。
リアルな立方体を目指して描いた場合。
よくあるある間違い
目線を気にせず描いてしまっている
奥行き感が表現できていない
各面によって目線が違う
などなどがあります。
正方形から立方体になって立体物になる
三次元の立方体を二次元に描くわけなので、まず画用紙の中でどこに地べたがあるのかを認識しましょう

絵の中の地べたをGL(グランドライン)として設定しましょう。
実際は面として地べたに置いているわけですが。
地べたに面している一番手前の線を基準線として、その基準線に水平な線をグランドライン
基準となる地べたラインとします。
複雑なものを描くとき、絵の中でどの目線でどの方向に向いたものを描いているか、頭がごちゃごちゃになってしまうので、シンプルな見方としての参考になると思います。
上記の立方体で言うと、上の面が見えている、グランドラインより目線が上にある、上から見下ろした立方体を描いたと認識できるわけです。
基準線を設定してみると、一番手前にあるのが基準線とすると、他の縦線はそれよりも後ろ奥にある
手前と奥という関係です。
ということは手前は大きく見え、奥は小さく見える
手前の基準線の長さより、奥の縦の線は短くなるということです
よっぽどゆがんだ世界観の絵でない限り、この法則は崩れません
そのうえでご自身の描かれた立方体を見直してみましょう。
手前大きい、奥小さい。
シンプルにこれを覚えておくだけでも絵柄の確認ができます。

立方体の検証
描いてみたけれど、合っているかどうかわからない、見た感じなんだか違う
そういった場合にする検証方法
デッサンの方法でよく聞く遠近法というのがあります。
遠近法については、このテーマで書きたいとおもいますが。
ちょっとだけ触れておきます
デッサンの本、建築の本などではよく出てくる遠近法
複雑な説明も多いですが
ここはシンプルに
絵の中の基準となる基準線、地べたライン(GL)、目線を決めて描くということです。
一つの絵の中で、この基準となる地べたと目線が混合することはありません
とはいえ、絵は自由なので、あえてゆがんだ世界観で描くことでテーマ性を描きだすこともあります。
大事なのはあえてだといいのですが、リアルにスケッチしたいと思っているのにゆがんでしまう。
頭の中で想像したもの、目で見たものとは違うものになってしまう
直感とその物とのずれが生じる
そういったと気に修正、検証材料に遠近法や透視図法を身につけておくと役立ちます。
とはいえ、これだけに縛られるとガチガチになってのびのびした感じがなくなるので、あくまでも検証する方法として覚えておくことをお勧めします。
まずは直感的に描く、そして合っているかなぁという感じで検証する
描いた立方体を確認してみましょう

4:基準線に対しての平行線を1:グランドライン(GL)
仮に基準線を手前中心に見た立方体を描いた場合奥行きのある面が二面見えています。
それぞれのラインが終結する点を消点
二面の消点と消点とを結んだ平行なラインが、いわゆる2:目線の高さとなります。
なんだか変だなぁと思っている絵柄の立方体の場合、この二面の目線の高さが違っている場合や消点に向かうラインがずれている場合が多い。
本などの説明では、X軸、Y軸何じゃらと説明が多いけれどシンプルに考えると同じ絵柄の中で目線と地べたは常に同じ、どこのおいてどの目線で見た絵を描いているのかを認識して描く事が大事です。
立方体の四角の面をド正面から見た絵の場合、GLラインに基準線が日本となるので、目線上側面の面は見えてきません。あとは目線だけ、上から見下ろしていれば上の面、下から見上げていれば下の面が見えるだけ
ということは消点は一つとなります。先ほど上記であった図柄に二点二つとも間違っているとなるわけです。
遠近法は一種の技法として身に着けておくことをお勧めします。
価格や性能、用途などお客様の使う目的によって選びます。
まとめ
遠近法を取り入れた絵柄は、よく建築物など描くときに必須ですが。
業界ではパースがかかるなどと言います。
英語の文法のようなもので、知識として持っておくといろいろな絵柄で使える技。
応用が利くようになります。
建築家の方やインテリアコーディネーターの方は必須です。
パースとは英語のPerspectiveの略称で、日本語の遠近法にあたります。
具体的な遠近法については、またご説明いたします。
とはいえ、絵は自由です。まずは自由に楽しく描いてください。
絵のことでなやんだり、聞いてみたいことがあれば、お気楽にお問合せ下さい
Hobbiesclub 大阪市内で絵の教室しています。詳しくはホームページで。↓

コメント