絵を描く仕事を、始める前に、継続するためにも、目的達成のためにも、あなたは画家タイプかイラストレータータイプか?
ご自身の作品と性分と合わせて確認してみてください。
タイプ別確認事項 画家・イラストレーター編

画家
- 自分の絵の表現で勝負したい
- 時間をかけてでも納得いくものを仕上げたい
- 好きな対象物、描きたいものを描きたい
- 個展をしたい
- 過去の作品1点いずれも5日以上の制作期間をかけたものが多い
- 自分の描いた作品に手を加えてほしくない
- 自分の作品を評価してほしい思いが強い
- 自分の絵を購入してもらったことがある
- 使用画材にこだわりがある。
- 手書きで描きたい。もしくはCGのみで描きたい
- 過去作品が30点以上ある。
イラストレーター
- いろいろな絵表現がしたい
- 絵を描く事が好き
- 隙間時間で絵を描く事ができる
- 媒体に自分の作品を掲載したい
- アナログ(手書き)、CGの両方で描く経験がある
- 絵を描く制作時間が早い
- コミュニケーションが得意
- 絵の制作で分業作業(グループ制作)に違和感がない
- 営業経験がある
事項を確認して、ご自身がどちらのタイプか、何を目指すのか、仕事を始める前に自分自身を皆をしてみてください。
継続して仕事をするために自分自身を知る
イラストレーター活動時期、沢山のイラストレーター希望者の面接をしました。
履歴書とご自身の作品を確認。
人間性や対応能力、技術面などを見るわけです。
就職したい、絵の仕事に就きたい、イラストレーターになりたいという希望で来られます。
大事なのはご自身の本音、目的と目標、何を目指しているか。
そこをはっきり強く持っておかないと継続しないからです。
未経験であっても、継続により技術はつきます。
技術やセンスがあっても、目標を見失い継続できなければ、意味がない。
気持ちがぶれないことが大切です。
よりいい作品を作る気持ちは同じでも、制作しているときの目的が画家とイラストレーターは違う。
両方のタイプを区分けすることなく、画家活動しながらイラストレーターとして活躍している方、イラストレーターを経て画家として個展をされている方もいます。
始めて絵の仕事に就く
絵で収入を得る、そして絵で生活をすることを始める。
やはりどちらかが画家としての仕事か、イラストレーターの仕事が主体となってきます。
まずはあなたが、どんな最終地点何を目指すか、そのための今の時間をどう使うかを明確にしてみてください。
画家とイラストレーターの違い

画家とイラストレーターの違い
ズバリは、自分の絵の作品を売るか、商品販売のためのツールとして自分の絵を描いて利益を得るか。
どちらも絵の販売に変わりはありませんが。
画家は、自分の絵に魅力を感じた人、波長が合った人に絵を買ってもらい、収入を得る
個性で勝負するか、没個性で勝負するか。(没個性といってもオリジナル性はもとめられますが)
イラストレーターは、チラシや広告、ポスター、パッケージなどの媒体に商品を販売するために掲載される目的で、描かれた絵に対して、クライアントから収入を得る
あなたの絵を描いてください、と言われるかこの商品を売るために絵を描いてくださいという違いがあるわけです。
ゲームキャラクターやLINEスタンプなどのイラストも、ゲーム販売のため、LINEを使用している人のためなので、オリジナル性は求められますが、販売ツールのためのものなので、イラストレーターです。
画家であっても、買い手の依頼で描く場合もあるわけですが、あくまでもあなたの表現方法でという依頼が多い。
自分の性分、自分のタッチの幅を広げて、仕事につなげてください。
まとめ 大事なことは最終目標に向かう早道を選ぶこと
自分自身の目標と自分の作品魅力をどう世の中に伝えたいか。
個展をして画家としての作品を販売したいと明確な目標があるのであれば、作品を30点から50点描いて、まずは公募申し込みしたり、グループ個展やSNSに作品を掲載するのもいいでしょう。
自分の作品は明確に決まっていないけれど絵を描くスキル、CGのスキルを使って絵の仕事をしたい。
自分の技術と知識を向上しながら仕事したいとのことならば、広告、デザイン業界、出版業界の仕事について対応できるイラストの絵を描いたり、オリジナル作品を増やしてイラストレンタルのサイト登録、ほかのSNSを利用して仕事を得るのもいいでしょう。
画家であってもイラストレーターであっても、一流と認められて、売れるアーティストになれれば、仕事の依頼内容に画家、イラストレーターの垣根がなくなってきます。
画家として有名になれれば(売れっ子)、個展の依頼、雑誌掲載なども増え、その画家の絵を広告に使用したい場合もあるでしょう。
イラストレーターとして有名になれれば(売れっ子)、人気の出たイラストの作品で出版依頼や個展依頼がきて、絵も販売につながることもあるでしょう。
イラストレーターの注意点:広告媒体に使用された作品については所有権はクライアントに、著作権はチームに付属する場合があるので絵の販売時は気を付けなければならないです。
どちらにしてもヒットする作品、売れっ子になるまでは、画家でもイラストレーターにしても地道な時間が数年必要。
その数年が苦痛なく継続する、アーティストとしてよい作品を作り続けるためにも、自分の性分に合う方法を見極めてより早道を見つけてください。そのためのタイプを確認、自分自身を知るという見直しを絵の仕事を始動する前にしてみてください。
画家とイラストレターの違い、販売の仕方、利益の出方、仕事のと流れ、などの詳細は、長くなるので、具体的なことは別記事で記載したいと思います。

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