隙間時間でイラストで副業したい。
まずは作品ファイルを作ってみましょう。
- 作品ファイルが必要な理由
- 作品ファイルの作り方
- 作品ファイルの利用
作品ファイルが必要な理由

さぁイラストの仕事を始めよう。
何から準備すれば?と思いますよね。
きっと始めようと思う方は、絵が好きだったり、過去にイラストの仕事にかかわっていたり。
イラストが得意な方が多いと思います。
過去の作品、もしくは現在手掛けている作品で作品ファイルを制作することをお勧めします。
なぜか?
仕事を始めるとき、まず聞かれること
「どのような作品ですか?」「過去の実績」
作品の信頼度を見極めるため、クライアントの進行中の案件に必要な素材探しのため。
作品で判断されます。
信頼度については、過去の実績。
実際に広告媒体に使用されている作品があればより強みとなります。
初めてイラストの仕事を始める方は、その媒体使用の作品がない場合が多い。
その場合、作品見本が強みになるわけです。
営業や打ち合わせ、紹介などで作品を見せるタイミングがあったとして。
描いた作品の原本やスケッチブック、キャンバスボードなどでは、その場限り。
打ち合わせ後、クライアントの手元に残らないですよね。
クライアント先にも、イラストが必要なジャンルもあります。
バラバラに作品見本では、ジャンルの見方も不便です。
初仕事の打ち合わせや営業の場合、時間たっぷりに作品を見てもらえない場合が多い。
自信のある作品を見せて、インパクトをつける。
クラインとの手元に残る方法で、作品を置いて帰る。
そのために、この両方に対応できる作品ファィルが必須です。
作品ファイルの作り方

- 作品を分類する
- 各作品の説明をする
- 作品集つくり(アナログと印刷)
- プロフィールページを作成(名刺、自己PRページ)
- HPやサイトに画像アップ
作品を分類
手元にあるご自身の作品を分類分けする
作品の種類によりますが、2パターンご紹介します。
- タッチ別(絵の表現別)
- カテゴリー項目別
- ランダム(お勧め順)
タッチ別
人によって描くタッチ(絵の表現)はさまざまだと思います。
描く表現の幅が広い方は、こちらをお勧め。
水彩画だったり、ペン画だったり、油絵だったり、さらに画材別に分けても見やすい。
ペン画でもファッション画風のタッチ、落書きのようなタッチ、幾何学的なタッチなど。
いずれにしても同じタッチの表現で描かれたものが、各数点はほしいもの。
水彩画の柔らかいタッチで、風景、食品、人物など数点、もしくは同じテーマであっても様々な絵の表現で描けますというのをPRできても面白い。
カテゴリー項目別
作品を、カテゴリー項目別に分ける。
業界では、このような分類で表記されていることが多い。
発注者側からすると、植物の絵が欲しいとなれば、カテゴリーで検索するから。
人物、植物、物、風景など
ご自身の作品の内容にもよりますが、分けやすい項目で。
各項目に数点はほしいもの。
ただこの分類の場合、ある程度の作品点数は必須
ランダム(お勧め順)
作品点数が少ない場合。
お勧め順、インパクトのある絵から、もしくは仕事先に選ばれそうな(必要な)絵柄順
例えば、食品会社などの広告であれば、インパクトのある食べ物の絵など大きめにファイルしておけばポスターなどに使用されるかも。
スポーツ関連の会社であれば、インパクトのある表現の絵で迫力ある人物の絵があれば印象に残せる。
ただ作品点数が少ないと、「他に見本はないですか」と言われやすく実績がないと判断されやすい。
タイミングと絵柄の相性が良ければ、仕事がとれる。
各作品の説明をする
分類された各作品の説明
絵のサイズ(縦横)、使用画材、使用ソフト、テーマ、作品PR、すでに広告に使用されているものであれば使用媒体、制作期間、過去の仕事先(大手会社であれば安心度につながる)など
作品ファイルを持って、その場にいれば詳細説明できるが、ズバリは預けた場合、作品をどう見てほしいか、絵の補足説明を作品のページに記載しておく、そのための説明欄制作は必須
作品集作り
まずは持ち運び用の作品集作り
持ち運び用には、作品をカラーコピーしてファイリング(一番簡単な方法)
もしくは作品のコピーをブックに貼り付け(簡単な方法)
できれば作品自体の色味や風合いは、原画そのままにしたいもの
CG加工できるノウハウをお持ちなら、作品と説明をレイアウトしてのファイリングがお勧め。
上記CG加工については、また別記事でお伝えします。
絵柄サイズは、見栄えのするB3、A3はほしいもの、持ち運びしやすい点ではA4,B4サイズにしたいものですが、やはり見栄えに欠けます。
クライアント先の要望に応じた作品を主に選び、入れ替えることができるのもファイルの強み
見る側の立場に立って、印象の残る作品集にしましょう。
預けて置いて帰れる作品集
打ち合わせや営業での持ち込みのあと、クライアント先において帰れる作品集
こちらはA4,B4サイズのコンパクトさで。
クライアントのデスクに立てかける程度のサイズと厚みがほしい。
名刺だけでは、期間がたつと忘れられる。
さすがに配布ものになるので、印刷しておきたい。
分類された作品と作品の説明欄、自己PRなどをレイアウトして、インパクトある作品集にしたいもの。

プロフィールページを作る
置いて帰る作品集には、是非ともプロフフィールページを載せたい。
- 名前
- 活動内容、PRできること、絵に関するイベントなどの活動PR
- 住所(記載可能であれば)
- サイト(HPをお持ちであれば)
- 連絡先、電話番号、メールなど
- SNS(掲載している作品があれば)
- 作品
作品集を印刷する予算が、ない!そんな場合でも、このプロフィールページにいくつか作品を掲載して、一枚ものでも配布用に印刷しておきたいものです。
上記プロフィールページに名刺を貼り付けておくのもお勧め
名刺だけでは、クライアントの名刺ファイルに片づけられると忘れられる。
とはいえ名刺もおいて帰れる素材なので、イラストレーターと表記した名刺は作っておくのは必須

ホームページやブログサイトに作品を掲載
HPやブログサイトを作っておき、作品を見ることができるようにしておく
印刷物の作品集を簡易で予算を抑えることができる
持ち運び用の作品ファイルもパッドやパソコン上で作品を紹介することができる
新規仕事先に作品を見つけてもらえる
作品の取り込みを、原画に近い状態で取り込みしておく、加工しておくと、使用媒体に即使用可能性もある
メリットが非常にあるので作品PRのためにもホームページ、サイトは作っておきたいものです。

作品ファイルの利用
- SNSで広める
- ホームページやブログにに掲載
- DMやメール営業に使用
- 仕事発注時の打ち合わせ参考資料として
SNSで広める
一度作品をまとめておけば、Twitter、ブログ、Facebook、インスタグラムにも継続的に掲載できる。
営業活動の一つとして、作品を広める、イラストレーターとして活動していることを広める。
仕事先のクライアントとのつながりができるチャンスを広めるには必須
ホームページやブログに掲載
打ち合わせや持ち込み営業などの後に、クライアント担当者が作品を見れるサイトを、是非とも準備しておきたい。
作品ファイル制作で、作品をPC内にストックしておくと、即掲載できる。
原画に近い色合い、風合いで作品をCGに取り込んでいきたい。
注意点としては、作品を勝手に使用できないようにサンプル表示やデーター解像度を低めにしておこう。
DM,メール営業に使用
作品分類しておけば、定期的に仕事先となるクライアントにDM(作品を載せた)をつくって送るのもお勧め。
その場合、仕事先の会社に合うお勧め作品を選んで掲載したDMや新作作品などテーマ別にしてDMを制作するのに分類された作品ファイルがあると素早く作ることができる
仕事発注時の打ち合わせ参考資料として
作品ファイルが必須になるのは、仕事の依頼が来て「参考作品持ってきて」と言われることが多い
即座に持ち出しできるよう、作品ファイルを作っておくと便利。
どういった依頼か、絵柄の内容がわかっている場合は、ご自身の絵柄にズバリのものがなければ、他の作家の作品などのカラーコピーも参考して持参しておくと打ち合わせがスムーズに進行します。
ポストカード印刷まとめ
作品ファイルに作品が使用された印刷物があれば掲載しておくと、実績の強みとなります。
ご自身の作品の特徴(勝負どころ)が象徴できるデザインの作品ファイルを目指してください。
何度も言いますが、作品のコピーであっても、原画に近い状態でコピーもしくは印刷することを心がけてください。
仕事先の多くは広告業界のプロですから。
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